ボブチャウスペシャル・・・
何それっていう人は多分お若い人だと思います。
私みたいなオジサンだと何らかしらのタイミングで
この名前とスタイルを見たことあるじゃないでしょうか?
この度WAから再販されたボブチャウを紹介したいと思います!

エアガン歴20年以上。
モデルガンのブルーイングなどもしている
けんじが解説します!
BOB CHOWとは?
chatGPT
ボブ・チョウ(Bob Chow)は、ガンスミスおよびカスタム銃職人として有名な人物であり
その業績と才能で広く知られています。
彼の名前は特に1911型拳銃のカスタマイズで有名であり
多くの競技射撃者や銃器愛好家から高い評価を受けています。
chatGPT で問い合わせると日本語読みだとボブ・チョウと翻訳されている・・・
ボブ・チャウという呼び方で慣れているので以下はボブ・チャウにしますね 笑
そうそう、名前ですが「チャウ」ってとても特徴的な名前ですが
出生は1923年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ
両親は中国からの移民で、サンフランシスコのチャイナタウンで生活していました。
中国系のアメリカ人なんですね。
ガンスミスとしての背景
chatGPT
ボブ・チャウは第二次世界大戦後にガンスミスとしてのキャリアをスタートさせました。
彼はカリフォルニア州サンフランシスコにガンスミスショップを開設し
そこで多くの銃器愛好家や競技射撃者のためにカスタム銃を製作しました。
彼のショップはすぐに評判となり
精密なカスタム銃を求める人々で賑わうようになりました。
↑ Youtubeに動画がありましたので貼っておきますね。
実際に銃を組み立てている動画があるのは良いですね~
カスタム1911拳銃
chatGPT
彼の最も有名な作品の一つが、カスタム化された1911型拳銃です。
ボブ・チャウのカスタム1911は、精度と信頼性で広く評価され、
多くの競技射撃者が彼の銃を使用しました。
彼は1911拳銃のトリガー、バレル、サイトなどをカスタマイズし
射撃性能を大幅に向上させました。
代表的なのがボブチャウSPECIALなのですが
それ以外が正直見つけられないんですよね・・・
リボルバーのPPCカスタムも作っていたととある記事にはありましたが
画像は見つからないですね~
競技射撃の関与
chatGPT
ボブ・チャウ自身も優れた競技射撃者であり
彼の経験が彼のガンスミスの仕事に大いに影響を与えました。
彼は多くの射撃大会で優れた成績を収め、
その知識と経験をもとに銃の改良を行いました。
彼のカスタム銃は、多くの大会で使用され
その性能の高さが証明されています。
上に貼ってあるYoutubeの画像でちらっと写真が載っていましたね。
レジェンドとしての地位
chatGPT
ボブ・チャウの名は、特にガンスミスや競技射撃のコミュニティにおいて
非常に高く評価されています。
彼のカスタム銃は現在でもコレクターズアイテムとして価値があり、
彼の技術とクラフトマンシップは今なお尊敬されています。
ボブ・チャウは、銃の精度、信頼性、そして競技射撃での性能向上に焦点を当てた
ガンスミスとして、多くの射撃愛好家やプロフェッショナルに影響を与え続けています。
事実かどうか分かりませんが
アメリカ本国ではそれほど知名度が無いとか有るとか・・・
こればかりはアメリカの銃の事情に詳しい方しかわかりませんね。
BOB CHOW SPECIALとは?
永田一郎氏(イチローナガタっていうカタカナ表記の方が多いかも)が持っているカスタム銃で
角と言う角が削られているガバメントです。
月刊GUN誌で1981年に紹介したのがきっかけで有名になりました。
「コルトMkⅣのフレームに、軍用ナショナルマッチのスライドとバレルを組み合わせて」と
WAの商品紹介に書いてありますが詳細はなかなか調べられないのが現状です。
何やらバージョンが1、1.5、2とあるみたいです。
1と1.5はハンマーハウジングの形状違いしか分からないけど
他にも違うところあるのかなー
ボブチャウSPECIALには1と1.5、2があるみたいですね。
ちなみに2はバレルやらスライドやら違うので見た目は結構違います。
※写真とか載せたいんですけどオークションの写真ばかりなんですよね・・・
WA公式のページももうないみたいです。


↓ ハイパー道楽の動画でイチローナガタ氏が実際にボブチャウを撃っている姿が見れます。
WA BOB CHOW SPECIAL
それではウエスタンアームズのボブチャウを見てみましょう!
(2024年6月再販品)

↑ 今回の再販品はガンブラックバージョン
木製グリップ付き

↑ 画像ではグレーぽく写っていますが実際はめっちゃ黒です!
実射して初速が80~75m/s
的に当てるなどしていないのでグルービングは分かりません 笑
私が撃って楽しむタイプの人間ではないのですが
ブローバックのキックが強いのでとても楽しいです!

↑ クリップが特徴的ですね。これはハートフォード製なのか?

↑ バレルブッシングに「BOB CHOW」の刻印
スライドは「NM7791435」軍用のM1964のスライドらしいです。
M1964を商品化しているのはMGCのモデルガンだけですね。
モデルガンで作りたい方はMGCのM1964を探すしか・・・
難しい!

↑ リアサイトはボーマーサイトではなくてM1964についている物と同じ。
それを削っているんですね~
WAは型でこの形にしているんだろうな。
各部メルトダウンしていますね。
これもWAは型で作っているのかな?
削るとなるとめっちゃ時間かかるから型だろうね。

↑ 木製グリップの削り込み、マガジンキャッチのメルトダウン。
特徴的なステッピング。
ABSやHWはステッピング簡単だけど
実銃は鉄だからな・・・ノミみたいなのでカンカン叩いて作るのかな?
チャンバーに「CHOW」の刻印。
チャンバー自体もM1964だからスライドASSYはM1964なんですね。
実銃を見るとシルバーに黒い汚れが付いているように見えますが
元々が黒だったんですね。

↑ 各部の刻印とグリップ。
右利き用に作られているのが分かりますね。
フレームはシリーズ70を使っていると言われていますね。

↑ 特徴的なグリップセフティ
同じ形状の物を見たことないのでこれもカスタム品なんですね。
ゴールドのマガジンキャッチですが実銃には左側に「M&W」の刻印があります。
WA製にはないのが残念です。
あとメッキ仕上げなので多分亜鉛合金製なのかなと。
実銃は真鍮製です。

エイジング加工をしてみよう
結果から言います!
失敗!
ただ単に私が下手なだけ 笑
やるならドライブラシが適当かなって思いました。
ブルーイング&形状変更

↑
全体像を見ると「最初のWA純正とあんまり変わんないじゃーん」と言われそう 笑

↑
WA純正はマットな質感ですがブルーイングのおかげで光沢が出ています。

↑
トリガーガード周りの形状変更
一番上の物が違うガバメントですがおおよそ元の形です。
左下の物が実銃です。
右下が今回私が作成した物です。
元の形と比べるとかなり削り込まれてますね。
時間のかかる作業でした・・・
(詳しくは動画をご覧ください)

↑
ここも苦労した所です。
結構削り込まなければいけないのですが
やり過ぎると強度不足になるので慎重に。
(カーボンブラックは強度が弱いと聞いております)

↑
バレルは実銃の動画を参考に研磨しました。
ベルトクリップも同様に磨いてあります。
チャンバーも元は黒ですが磨いてシルバーの地が出るようにしています。
(写真だとほぼシルバーに見えるかもしれませんが黒い所もしっかり残しています)

まとめ
1981年に紹介された銃ですので知らない方も多いと思いますが
今見てもカッコイイスタイルなので若い方にも響いたのではないでしょうか?
個人向けにカスタムされた銃がこれだけ長い間愛され続けるのは
それだけ個性的なスタイルであり理にかなった形なんだと思います。
ブルーイングをするにあったって資料を集めて作成したのですが
元のWAの形状が違う所(特にフレーム)が目に付いてしまって削りこみをしました。
これが沼の入り口だったんですね・・・
手軽にブルーイングしたい方は形状変更せずそのままブルーイングを楽しんだ方が良いと思います。
元のWA純正も十分にかっこいいですからね。
無理して削り込んで失敗するよりかそのままでもいいかもしれません。
長年欲しかったボブチャウが手に入りブルーイングもできたので満足です!
(満足したので手放しちゃうかも・・・)
では!
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