薬の使用上の注意について書いています。
ここでは成分単位で説明していますので市販薬を購入の際は必ず添付文書をお読みください。
病院で処方されている添付文書を元に作成していますので
市販薬と適合しないことがあります。
理由は病院で医師が診断して処方するから許容範囲が広いです。
若干ですが手を加えている物もありますのであくまで参考の資料としてください。
(用途別ではなく「あいうえお」順で並べています)
もし該当するかも? と思ったら服用はおやめください。
市販薬を紹介しているリンクは下記になりますのでご覧ください。
※JAPICの医療用添付文書から引用しています
※基本的に市販薬は病院等へ通院していない方が飲むお薬です。
通院している場合はかかりつけの病院、または薬剤師、登録販売者に直接ご相談ください。
※妊娠、または授乳中の方は自己判断ではなく必ず医師の指導の下、使用してください。(全成分)
※市販薬の添付文書に書いてある「使用上の注意」を必ず見てください。
※市販薬の飲み合わせは医師、または薬剤師、登録販売者にご相談ください。
※ヨウ化イソプロパミドが医療用での使用が無いため無記載ですが
同じ抗コリン剤のベラドンナ総アルカロイドの項を参照してください。
(同成分含有している商品は必ず添付文書に従ってください)
アセトアミノフェン
禁忌
- 〔坐剤を除く〕消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある]
- 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある]
- 重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある]
- 重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある]
- 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ,心不全が増悪するおそれがある]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる]
慎重投与
- アルコール多量常飲者[肝障害が現れやすくなる]
- 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある患者[肝障害が現れやすくなる]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能が悪化するおそれがある]
- 〔坐剤を除く〕消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促すおそれがある]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液障害を起こすおそれがある]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎機能が悪化するおそれがある]
- 心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[症状が悪化するおそれがある]
- 高齢者
- 小児等 [3か月未満の幼児には使用しない]
- 〔シロップ・ドライシロップ20%〕合併症のある患者[合併症のある患者では投与後,過度の体温下降を起こす頻度が高い。また,高用量投与により副作用として腹痛・下痢がみられることがあり,上気道炎等に伴う消化器症状と区別できないおそれがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック(頻度不明),アナフィラキシー(頻度不明)
ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には〔注射は直ちに〕中止し,適切な処置を行う - 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明),急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,急性汎発性発疹性膿疱症が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
- 喘息発作の誘発(頻度不明):喘息発作を誘発することがある
- 劇症肝炎(頻度不明),肝機能障害(頻度不明),黄疸(頻度不明):劇症肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
- 顆粒球減少症(頻度不明)
顆粒球減少症が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 間質性肺炎(頻度不明)
間質性肺炎が現れることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施する。異常が認められた場合には中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う - 間質性腎炎(頻度不明),急性腎不全(頻度不明)
間質性腎炎,急性腎不全が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
チアノーゼ,血小板減少,血小板機能低下(出血時間の延長)等
悪心・嘔吐,食欲不振等、過敏症
【高齢者への投与】
高齢者では,副作用が現れやすいので,少量から開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 〔注射を除く〕妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する
- 妊娠後期の婦人への投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある
- 妊娠後期のラットに投与した実験で,弱い胎仔の動脈管収縮が報告されている。(注)シロップ・ドライシロップ20%・坐剤は小児用解熱鎮痛剤である
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児及び3ヵ月未満の乳児に対する使用経験が少なく,安全性は確立していない
アセチルサリチル酸
禁忌
- 本剤又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させることがある(ただし,慎重投与の項参照)]
- 重篤な血液の異常のある患者[血小板機能障害を起こし,血液の異常を更に悪化させるおそれがある]
- 重篤な肝障害のある患者[肝障害を更に悪化させるおそれがある]
- 重篤な腎障害のある患者[腎障害を更に悪化させるおそれがある]
- 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制作用により,浮腫,循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため,心機能を更に悪化させるおそれがある]
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある]
- 出産予定日12週以内の妊婦
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させることがある]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある]
- 出血傾向のある患者(効能・効果(1)(2)の場合)[血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれがある]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある]
- 心機能異常のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制作用により,浮腫,循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため,心機能を更に悪化させるおそれがある]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[気管支喘息の患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており,それらの患者では重篤な喘息発作を誘発させることがある]
- アルコールを常飲している患者[アルコールと同時に服用すると,消化管出血を誘発又は増強することがある]
- 高齢者
- 妊婦(ただし,出産予定日12週以内の妊婦は禁忌)又は妊娠している可能性のある婦人
- 小児 [市販薬では15才未満の使用は禁止です]
- 手術,心臓カテーテル検査又は抜歯前1週間以内の患者[手術,心臓カテーテル検査又は抜歯時の失血量を増加させるおそれがある]
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で,本剤の長期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが,ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので,本剤を継続投与する場合には,十分経過を観察し,慎重に投与する]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック,アナフィラキシー
ショックやアナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 出血
- 脳出血等の頭蓋内出血
脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛,悪心・嘔吐,意識障害,片麻痺等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,このような症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 肺出血,消化管出血,鼻出血,眼底出血等
肺出血,消化管出血,鼻出血,眼底出血等が現れることがあるので,観察を十分に行い,このような症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),剥脱性皮膚炎
中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,剥脱性皮膚炎が現れることがあるので,観察を十分に行い,このような症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少
再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 喘息発作の誘発:喘息発作を誘発することがある
- 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止するなど,適切な処置を行う
- 消化性潰瘍,小腸・大腸潰瘍
下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍が現れることがある。また,消化管出血,腸管穿孔を伴う小腸・大腸潰瘍が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
食欲不振,胸やけ,悪心・嘔吐,胃痛,胃腸障害,腹痛,便秘,下痢,食道炎,口唇腫脹,吐血,胃部不快感、蕁麻疹、発疹,浮腫,鼻炎様症状等、貧血,血小板機能低下(出血時間延長)等、そう痒,発汗、めまい,頭痛,興奮、肝臓AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇、腎障害、
血圧低下,血管炎,心窩部痛、気管支炎、耳鳴,難聴,角膜炎、結膜炎、過呼吸,代謝性アシドーシス,倦怠感,低血糖等
【高齢者への投与】
高齢者では副作用が現れやすいので,少量から開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 出産予定日12週以内の妊婦には投与しない[妊娠期間の延長,動脈管の早期閉鎖,子宮収縮の抑制,分娩時出血の増加につながるおそれがある。海外での大規模な疫学調査では,妊娠中のアスピリン服用と先天異常児出産の因果関係は否定的であるが,長期連用した場合は,母体の貧血,産前産後の出血,分娩時間の延長,難産,死産,新生児の体重減少・死亡などの危険が高くなるおそれを否定できないとの報告がある。また,ヒトで妊娠末期に投与された患者及びその新生児に出血異常が現れたとの報告がある。更に,妊娠末期のラットに投与した実験で,弱い胎児の動脈管収縮が報告されている]
- 妊婦(ただし,出産予定日12週以内の妊婦は除く)又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(ラット)で催奇形性作用が現れたとの報告がある。妊娠期間の延長,過期産につながるおそれがある]
- 授乳中の婦人には投与中は授乳を避けさせる[母乳中へ移行することが報告されている]
【小児等への投与】
- 川崎病以外の効能・効果の場合,低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立されていない(重要な基本的注意の項参照)
- 小児等では,副作用が現れやすいので,患者の状態を観察しながら慎重に投与する。川崎病の治療において肝機能障害の報告があるので,適宜,肝機能検査を行い,注意する(重要な基本的注意の項参照)
- 15歳未満の水痘,インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが,やむを得ず投与する場合には,慎重に投与し,投与後の患者の状態を十分に観察する(重要な基本的注意の項参照)
- 本剤投与中の15歳未満の川崎病の患者が水痘,インフルエンザを発症した場合には,投与を中断することを原則とするが,やむを得ず投与を継続する場合には,慎重に投与し,投与後の患者の状態を十分に観察する
※市販薬では15歳上での服用です。必ず添付文書を確認してください。
イソプロピルアンチピリン
禁忌
- 本剤又はピラゾロン系化合物(スルピリン等)に対し,過敏症の既往歴のある人
慎重投与
- 本人又は両親・兄弟が他の薬物に対するアレルギー,蕁麻疹,気管支喘息,アレルギー性鼻炎又は食物アレルギー等の人
- 肝又は腎障害のある患者[症状が悪化するおそれがある]
- 血液障害(貧血,白血球減少等)のある患者[症状が悪化するおそれがある
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック
ショック症状が現れることがあるので観察を十分に行い,胸内苦悶,血圧低下,顔面蒼白,脈拍異常,呼吸困難等の症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
これらの副作用が現れることがあるので,このような症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 再生不良性貧血,無顆粒細胞症
これらの副作用が現れることがあるので,観察を十分に行い,このような症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 黄疸:黄疸が現れることがあるので,このような場合には中止する
発疹・紅斑,浮腫,小疱性角膜炎,結膜炎,そう痒等、貧血,血小板減少等
肝臓AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-Pの上昇等
腎障害、胃痛,食欲不振,悪心・嘔吐,下痢等、頭痛
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
〔妊婦への投与〕動物実験で催奇作用が報告されているので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい
妊娠末期のラットに投与した実験で,弱い胎仔の動脈管収縮が報告されている
イブプロフェン
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者(ただし,慎重投与の項参照)[プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により,消化性潰瘍を悪化させることがある]
- 重篤な血液の異常のある患者[副作用として血液障害が現れることがあるので,血液の異常を更に悪化させるおそれがある]
- 重篤な肝障害のある患者[副作用として肝障害が現れることがあるので,肝障害を更に悪化させるおそれがある]
- 重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による腎血流量の低下等により,腎障害を更に悪化させるおそれがある]
- 重篤な心機能不全のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため,心機能不全が更に悪化するおそれがある]
- 重篤な高血圧症のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため,血圧を更に上昇させるおそれがある]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発することがある]
- ジドブジンを投与中の患者
- 妊娠後期の婦人
慎重投与
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で,本剤の長期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが,ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので,本剤を継続投与する場合には,十分経過を観察し,慎重に投与する]
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させることがある]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある]
- 出血傾向のある患者[血小板機能低下が起こることがあるので,出血傾向を助長するおそれがある]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある]
- 腎障害又はその既往歴のある患者あるいは腎血流量が低下している患者[腎障害を悪化又は再発あるいは誘発させるおそれがある]
- 心機能異常のある患者[心機能異常を悪化させるおそれがある]
- 高血圧症のある患者[血圧を上昇させるおそれがある]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており,それらの患者では喘息発作を誘発することがある]
- 全身性エリテマトーデス(SLE)の患者[SLE症状(腎障害等)を悪化させるおそれがある。また,無菌性髄膜炎が現れることがある]
- 混合性結合組織病(MCTD)の患者[無菌性髄膜炎が現れることがある]
- 潰瘍性大腸炎の患者[他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある]
- クローン病の患者[他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある]
- 高齢者及び小児
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック,アナフィラキシー様症状
ショック,アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,胸内苦悶,悪寒,冷汗,呼吸困難,四肢しびれ感,血圧低下,血管浮腫,蕁麻疹等が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,血小板減少
再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,血小板減少(いずれも頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 消化性潰瘍,胃腸出血,潰瘍性大腸炎
消化性潰瘍,胃腸出血,潰瘍性大腸炎(いずれも頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群(いずれも頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 急性腎不全,間質性腎炎,ネフローゼ症候群
急性腎不全,間質性腎炎,ネフローゼ症候群(いずれも頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,乏尿,血尿,尿蛋白,BUN・血中クレアチニン上昇,高カリウム血症,低アルブミン血症等の異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う - 無菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎(頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,項部硬直,発熱,頭痛,嘔気・嘔吐あるいは意識混濁等が現れた場合には中止し,適切な処置を行う[特にSLE又はMCTDの患者に発現しやすい] - 肝機能障害,黄疸
肝機能障害〔黄疸,AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,γ-GTP上昇等〕,劇症肝炎(いずれも頻度不明※)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止するなど適切な処置を行う - 喘息発作
喘息発作(頻度不明※)を誘発することがあるので,喘鳴,呼吸困難等の症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う。※:自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明
【高齢者への投与】
高齢者では副作用が現れやすいので,少量から開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 妊娠後期には投与しない[妊娠後期のラットに投与した実験で,胎児の動脈管収縮が報告されている。また,他の解熱鎮痛消炎剤を妊娠後期に投与したところ,胎児循環持続症(PFC)が起きたとの報告がある]
- 妊婦(妊娠後期以外)又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また,マウスの高用量(60mg/kg以上)投与群で着床数及び生児数の抑制が認められている]
- 授乳中の婦人に投与することを避け,やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[母乳中へ移行することが認められてい
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児,乳児又は4歳以下の幼児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]
※市販薬では15歳上での服用です。必ず添付文書を確認してください。
エテンザミド
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させるおそれがある]
- 重篤な血液の異常のある患者[血液の異常を悪化させるおそれがある]
- 重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある]
- 重篤な腎障害のある患者[腎障害を悪化させるおそれがある]
- 重篤な心機能不全のある患者[心機能を悪化させるおそれがある]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させるおそれがある]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある]
- 心機能異常のある患者[心機能を悪化させるおそれがある]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[アスピリン喘息を誘発するおそれがある]
- 高齢者
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
過呼吸,貧血,腎障害,肝障害、発疹,浮腫,喘息発作、耳鳴,難聴,めまい等
血小板機能低下(出血時間の延長)、食欲不振,胸やけ,胃痛,悪心・嘔吐等
消化管潰瘍の悪化
【高齢者への投与】
高齢者では,副作用が現れやすいので,少量から開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[サリチル酸系製剤(アスピリン等)には動物実験で催奇形作用が報告されているものがある
【小児等への投与】
未熟児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない
クレマスチンフマル酸塩
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状が悪化するおそれがある]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿障害が悪化するおそれがある]
- 狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある患者[抗コリン作用により消化管運動が抑制され,症状が悪化するおそれがある
慎重投与
てんかん等の痙攣性疾患,又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- 痙攣,興奮:痙攣,興奮が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う(乳児,幼児では特に注意する)
- 肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,LDH,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
発疹、眠気,浮動性めまい、頭重,倦怠感、悪心・嘔吐,口渇,食欲不振、下痢
肝臓AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,LDH,γ-GTPの上昇
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
- 授乳中の婦人には投与することを避け,やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[母乳中へ移行することが報告されてい
【小児等への投与】
乳児,幼児に投与する場合には,観察を十分に行い慎重に投与する[痙攣,興奮等の中枢神経症状が現れることがあ
クロルフェニラミンマレイン酸塩
禁忌
- 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者[抗コリン作用により眼内圧が上昇し,緑内障が増悪することがある]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難,尿閉等が現れ,症状が増悪することがある]
- 低出生体重児・新生児
慎重投与
- 眼内圧亢進のある患者[抗コリン作用により眼内圧が上昇し,症状が増悪するおそれがある]
- 甲状腺機能亢進症のある患者[抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある]
- 狭窄性消化性潰瘍,幽門十二指腸通過障害のある患者[抗コリン作用により平滑筋の運動抑制,緊張低下が起こり,症状が増悪するおそれがある]
- 循環器系疾患のある患者[抗コリン作用による心血管系への作用により,症状が増悪するおそれがある]
- 高血圧症のある患者[抗コリン作用により血管拡張が抑制され,血圧が上昇するおそれがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック
ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,チアノーゼ,呼吸困難,胸内苦悶,血圧低下等の症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 痙攣,錯乱
痙攣,錯乱が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が現れた場合には,減量又は休薬等適切な処置を行う - 再生不良性貧血,無顆粒球症
再生不良性貧血,無顆粒球症が現れることがあるので,血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,中止
発疹,光線過敏症等、鎮静,神経過敏,頭痛,焦燥感,複視,眠気,不眠,めまい,耳鳴,前庭障害,多幸症,情緒不安,ヒステリー,振戦,神経炎,協調異常,感覚異常,霧視等
口渇,胸やけ,食欲不振,悪心・嘔吐,腹痛,便秘,下痢等、頻尿,排尿困難,尿閉等
低血圧,心悸亢進,頻脈,期外収縮,微弱脈、鼻及び気道の乾燥,気管分泌液の粘性化,喘鳴,鼻閉等
溶血性貧血,血小板減少、肝臓//肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)
悪寒,発汗異常,疲労感,胸痛,月経異常,顔面蒼白
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので,患者の状態を観察しながら慎重に投与す
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児には投与しない[中枢神経系興奮等の抗コリン作用に対する感受性が高く,痙攣等の重篤な反応が現れるおそれがあ
ジヒドロコデインリン酸塩
禁忌
- 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する]
- 気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる]
- 重篤な肝障害のある患者[昏睡に陥ることがある]
- 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する]
- 痙攣状態(てんかん重積症,破傷風,ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果が現れる]
- 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する]
- アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
- 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では,症状の悪化,治療期間の延長を来すおそれがある
- 細菌性下痢のある患者[治療期間の延長を来すおそれがある]
慎重投与
- 心機能障害のある患者[循環不全を増強するおそれがある]
- 呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある]
- 肝・腎機能障害のある患者[代謝・排泄が遅延し副作用が現れるおそれがある]
- 脳に器質的障害のある患者[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある]
- ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある]
- 代謝性アシドーシスのある患者[呼吸抑制を起こすおそれがある]
- 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者[呼吸抑制や昏唾を起こすおそれがある]
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者[呼吸抑制作用に対し,感受性が高くなっている]
- 薬物依存の既往歴のある患者[依存性を生じやすい]
- 高齢者
- 新生児,乳児
- 衰弱者[呼吸抑制作用に対し,感受性が高くなっている]
- 前立腺肥大による排尿障害,尿道狭窄,尿管手術術後の患者[排尿障害を増悪することがある]
- 器質的幽門狭窄,麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者[消化管運動を抑制する]
- 痙攣の既往歴のある患者[痙攣を誘発するおそれがある]
- 胆嚢障害及び胆石のある患者[胆道痙攣を起こすことがある]
- 重篤な炎症性腸疾患のある患者[連用した場合,巨大結腸症を起こすおそれがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- 連用により薬物依存を生じることがあるので,観察を十分に行い,慎重に投与する。また,連用中における投与量の急激な減少ないし中止により,あくび,くしゃみ,流涙,発汗,悪心,嘔吐,下痢,腹痛,散瞳,頭痛,不眠,不安,せん妄,振戦,全身の筋肉・関節痛,呼吸促迫等の退薬症候が現れることがあるので,中止する場合には,1日用量を徐々に減量するなど,患者の状態を観察しながら行う
- 呼吸抑制が現れることがあるので,息切れ,呼吸緩慢,不規則な呼吸,呼吸異常等が現れた場合には,中止するなど適切な処置を行う。なお,本剤による呼吸抑制には,麻薬拮抗剤(ナロキソン,レバロルファン等)が拮抗する
- 錯乱,また,類似化合物(モルヒネ)において,せん妄が現れるとの報告があるので,このような場合には,減量又は中止するなど適切な処置を行う
- 無気肺,気管支痙攣,喉頭浮腫が現れるとの報告がある
- 炎症性腸疾患の患者に投与した場合,麻痺性イレウス,中毒性巨大結腸が現れるとの報告がある
不整脈,血圧変動,顔面潮紅、眠気,眩暈,視調節障害,発汗
悪心,嘔吐,便秘、発疹,そう痒感、排尿障害
【高齢者への投与】
高齢者では低用量から開始するなど患者の状態を観察しながら,慎重に投与する[一般に高齢者では生理機能が低下しており,特に呼吸抑制の感受性が高い]
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[類似化合物(コデイン)の動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている]
- 分娩前に投与した場合,出産後新生児に退薬症候(多動,神経過敏,不眠,振戦等)が現れることがある
- 分娩時の投与により,新生児に呼吸抑制が現れるとの報告がある
- 授乳中の婦人には,投与中は授乳を避けさせる[類似化合物(コデイン)で,母乳への移行により,乳児でモルヒネ中毒(傾眠,哺乳困難,呼吸困難等)が生じたとの報告がある。なお,CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では,母乳中のジヒドロモルヒネ濃度が高くなるおそれがある]
【小児等への投与】
新生児,乳児では低用量から開始するなど患者の状態を観察しながら,慎重に投与する[新生児,乳児では呼吸抑制の感受性が高
ジフェンヒドラミン塩酸塩
禁忌
- 緑内障の患者[抗コリン作用により房水流出路が狭くなり眼圧が上昇し,緑内障を悪化させるおそれがある]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩,膀胱括約筋の緊張により,症状を悪化させるおそれがある]
慎重投与
未記載
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
発疹、動悸、めまい,倦怠感,神経過敏,頭痛,眠気、口渇,悪心・嘔吐,下痢
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[抗ヒスタミン剤を投与された患者群で,奇形を有する児の出生率が高いことを疑わせる疫学調査の報告がある]
- 授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが,やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[母乳を通して乳児の昏睡がみられたとの報告がある]
【小児等への投与】
低出生体重児・新生児には中枢神経系の副作用(興奮,痙攣等)が起こる危険性が高いので,投与しないことが望ましい
タカヂアスターゼ
禁忌
記載なし
慎重投与
記載なし
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
発疹
デキストロメトルファン臭化水素塩水和物
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- MAO阻害剤投与中の患者(相互作用の項参照)
慎重投与
記載なし
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- 呼吸抑制
呼吸抑制が現れることがあるので,このような場合には中止し,適切な処置を行う - ショック,アナフィラキシー
ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,蕁麻疹,血管浮腫等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
発疹、眠気、頭痛,眩暈、不快,不眠、悪心・嘔吐,食欲不振,便秘,腹痛、口渇,おくび
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない
テプレノン
禁忌
記載なし
慎重投与
記載なし
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が現れることがあるので,異常が認められた場合には,中止し,適切な処置を行う
便秘,下痢,嘔気,口渇,腹痛,腹部膨満感
肝臓AST(GOT),ALT(GPT)の上昇
頭痛、発疹,そう痒感、総コレステロールの上昇,眼瞼の発赤・熱感、血小板減少
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
【小児等への投与】
小児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]
トリメブチンマレイン酸塩
禁忌
記載なし
慎重投与
記載なし
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
肝機能障害(0.1%未満),黄疸(頻度不明):AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,LDH,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
便秘,下痢,腹鳴,口渇,口内しびれ感,悪心,嘔吐
心悸亢進・眠気,めまい,倦怠感,頭痛・発疹,蕁麻疹,そう痒感
排尿障害,尿閉
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
・授乳中の婦人に投与することを避け,やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]
【小児等への投与】
小児等に対する安全性は確立していない(なお,再審査時の15歳未満の調査例数381例で副作用は認められなかった)
ノスカピン
禁忌
記載なし
慎重投与
記載なし
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
眠気,頭痛,頭重等、悪心,食欲不振,便秘
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
ピレンゼピン塩酸塩水和物
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある人
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[排尿困難を起こすことがある]
- 緑内障の患者[眼圧を上昇させることがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- 無顆粒球症
このような副作用が現れるとの報告があるので,患者の状態に十分注意し,このような症状が現れた場合には,中止し,適切な処置を行う - アナフィラキシー
アナフィラキシー(発疹,蕁麻疹等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,中止し,適切な処置を行う
口渇,便秘,下痢,悪心・嘔吐、歯肉痛,膨満感過敏症、発疹、排尿困難,残尿感
肝臓AST(GOT),ALT(GPT)の上昇循環器
頭重感,立ちくらみ,脱力感,嗄声,眼のちらつき,眼の乾燥感に伴う流涙,眼の調節障害
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので,減量するなど注意する
妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
・授乳婦に投与するときは授乳させないよう注意する[動物で乳汁への移行が認められている]
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない
眼の調節障害等を起こすことがあるので,投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させる
ファモチジン
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用する]
- 心疾患のある患者[心血管系の副作用を起こすおそれがある]
- 肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある]
- 高齢者(高齢者への投与の項参)
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック,アナフィラキシー
ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫(顔面浮腫,咽頭浮腫等),蕁麻疹等〕が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに中止し,適切な処置を行う - 再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少
再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少(初期症状として全身倦怠感,脱力,皮下・粘膜下出血,発熱等)が現れることがあるので,定期的に血液検査を実施し,異常が認められた場合には直ちに中止し,適切な処置を行う - 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)が現れることがあるので,観察を十分に行い,このような症状が現れた場合には直ちに中止し,適切な処置を行う - 肝機能障害,黄疸(いずれも頻度不明):AST(GOT)・ALT(GPT)等の上昇,黄疸が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに中止し,適切な処置を行う
- 横紋筋融解症
横紋筋融解症が現れることがあるので,高カリウム血症,ミオグロビン尿,血清逸脱酵素の著明な上昇,筋肉痛等が認められた場合には直ちに中止し,適切な処置を行う
発疹・皮疹,蕁麻疹(紅斑),顔面浮腫、白血球減少、好酸球増多
便秘、下痢・軟便,口渇,悪心・嘔吐,腹部膨満感,食欲不振,口内炎
血圧上昇,顔面潮紅,耳鳴、徐脈,頻脈,房室ブロック
肝臓AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-P上昇//総ビリルビン上昇
LDH上昇//肝機能異常,黄疸
全身倦怠感・無気力感,頭痛,眠気,不眠、可逆性の錯乱状態
うつ状態,痙攣,意識障害,めまい
月経不順,女性化乳房、乳汁漏出症
CK(CPK)の上昇,味覚異常,筋肉痛,背部痛
【高齢者への投与】
高齢者では,減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与する
[主として腎臓から排泄されるが,高齢者では,腎機能が低下していることが多いため血中濃度が持続するおそれがある
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
・妊婦等
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
・授乳婦
授乳婦に投与するときは授乳させないよう注意する[母乳中に移行することが報告されている]
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]
ブチルスコポラミン臭化物
禁忌
- 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では,症状の悪化,治療期間の延長をきたすおそれがある]
- 緑内障の患者[眼内圧を高め,症状を悪化させることがある]
- 前立腺肥大による排尿障害のある患者[更に尿を出にくくすることがある]
- 重篤な心疾患のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 麻痺性イレウスの患者[消化管運動を抑制し,症状を悪化させるおそれがある]
- 細菌性下痢患者[治療期間の延長をきたすおそれがある]
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[尿を出にくくすることがある]
- うっ血性心不全のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 不整脈のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 潰瘍性大腸炎の患者[中毒性巨大結腸を起こすおそれがある]
- 甲状腺機能亢進症の患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 高温環境にある患者[汗腺分泌を抑制し,体温調節を障害するおそれがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック,アナフィラキシー様症状
ショック,アナフィラキシー様症状(悪心・嘔吐,悪寒,皮膚蒼白,血圧低下,呼吸困難,気管支攣縮,浮腫,血管浮腫等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う
眼の調節障害、散瞳,閉塞隅角緑内障、口渇、腹部膨満感
鼓腸,便秘、排尿障害、頭痛,頭重感、心悸亢進
発疹、蕁麻疹,紅斑,そう痒症
眼の調節障害等を起こすことがあるので,投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する
ブロムヘキシン塩酸塩
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
慎重投与
記載なし
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
重大な副作用 ショック,アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明)
ショック,アナフィラキシー様症状(発疹,血管浮腫,気管支痙攣,呼吸困難,そう痒感等)が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,中止し,適切な処置を行う
悪心,食欲不振,胃部不快感,腹痛、下痢,嘔気,嘔吐、頭痛
発疹,蕁麻疹、血痰
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
【小児等への投与】
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない
ベラドンナ総アルカロイド
禁忌
緑内障(病状の悪化)、前立腺肥大による排尿障害(症状の悪化)
麻痺性イレウス(症状の悪化)、本剤に対し過敏症の既往歴
眼科用剤:緑内障および狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因
(急性閉塞隅角緑内障の発作)
慎重投与
前立腺肥大、うっ血性心不全、重篤な心疾患、潰瘍性大腸炎
甲状腺機能亢進症、高温環境、高齢者、妊婦、授乳婦
小児・乳児(眼科用剤では全身副作用が起こりやすい)
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
散瞳、視調節障害、緑内障、口渇、悪心・嘔吐、嚥下障害、便秘、排尿障害、
頭痛、頭重感、記銘障害、心悸亢進、呼吸障害、顔面潮紅
視調節障害・麻痺、散瞳のため自動車の運転等危険を伴う機械の操作
メキタジン
禁忌
- 本剤の成分,フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障のある患者[抗コリン作用により緑内障を悪化させるおそれがある]
- 〔錠剤〕前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難等を起こすことがある]
- 〔小児用細粒・シロップ〕下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難等を起こすことがある]
慎重投与
- 腎障害のある患者[長期投与例で臨床検査値異常としてBUN上昇がみられることがある]
- 〔錠剤〕高齢者
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
- ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明)
ショック,アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,血圧低下,呼吸困難,咽頭浮腫,蕁麻疹,嘔気等の症状が現れた場合には中止し,適切な処置を行う - 肝機能障害,黄疸(頻度不明)
AST(GOT),ALT(GPT),Al-P等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸が現れることがある。また,劇症肝炎の報告がある。観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止するなど,適切な処置を行う - 血小板減少(頻度不明)
血小板減少が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止するなど,適切な処置を行う
発疹,光線過敏症、肝臓AST(GOT),ALT(GPT)の上昇、黄疸血液、血小板減少、眠気,倦怠感,ふらふら感、頭痛,めまい、口渇,胃部不快感、下痢,便秘,食欲不振,嘔吐,胃痛,腹痛、胸部苦悶感,心悸亢進、排尿困難、咽頭痛,浮腫,顔面潮紅,視調節障害,月経異常,味覚異常,口内しびれ感
【高齢者への投与】
〔錠剤〕高齢者では副作用が現れやすいので,注意する。臨床試験において高齢者に口渇等の副作用の発現率が高い傾向が認められている
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
〔小児用細粒・シロップ〕小児用製剤である
(1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
(2)授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている
【小児等への投与】
〔錠剤〕低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]
〔小児用細粒・シロップ〕低出生体重児,新生児[使用経験がない]及び乳児[使用経験が少ない]に対する安全性は確立して
dlメチルエフェドリン塩酸塩
禁忌
カテコールアミン製剤(アドレナリン,イソプレナリン等)を投与中の患者
(相互作用の項参照)↓
カテコールアミン製剤・アドレナリン・イソプレナリン等、不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがあるので併用を避ける
相加的に作用(交感神経刺激作用)を増強させる
併用注意
MAO阻害剤甲状腺製剤・チロキシン・リオチロニン等//作用が増強されるおそれがあるので,減量をするなど慎重に投与する
キサンチン誘導体・テオフィリンステロイド剤・プレドニゾロン利尿剤・アミノフィリン//血清カリウム値が低下するおそれがある。併用する場合には定期的に血清カリウム値を観察し,用量について注意する//相加的に作用(血清カリウム値の低下作用)を増強する。β2-刺激剤はcAMPを活性化しNa-Kポンプを刺激する
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の場合[交感神経刺激作用により甲状腺機能亢進症を悪化させるおそれがある]
- 高血圧症の患者[交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させるおそれがある]
- 心疾患のある患者[交感神経刺激作用により心拍数が増加し,心臓に過負荷をかけることがあるため,症状を悪化させるおそれがある]
- 糖尿病の患者[交感神経刺激作用により糖代謝を促進し,血中グルコースを増加させるおそれがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
重大な副作用
β2-刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。
また,β2-刺激剤による血清カリウム値の低下作用は,キサンチン誘導体,ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので,重症喘息患者では特に注意する。
特に,低酸素血症においては,血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には定期的に血清カリウム値を観察することが望ましい。
心悸亢進,顔面蒼白、精神神経系、頭痛,不眠,めまい,眠気,神経過敏,疲労、熱感
悪心,食欲不振,腹部膨満感、発疹、口渇
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]
- 授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが,やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]
【小児等への投与】
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]
ロートエキス
禁忌
- 緑内障のある患者[眼内圧を高め,症状を悪化させることがある]
- 前立腺肥大による排尿障害のある患者[更に尿を出にくくすることがある]
- 重篤な心疾患のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を抑制し,症状を悪化させるおそれがある]
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[尿を出にくくすることがある]
- うっ血性心不全のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 不整脈のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸を起こすおそれがある]
- 甲状腺機能亢進症のある患者[心拍数を増加させ,症状を悪化させるおそれがある]
- 高温環境にある患者[汗腺分泌を抑制し,体温調節を障害するおそれがある]
副作用・高齢者・妊婦、授乳婦・小児投与
散瞳,羞明,霧視,調節障害等、口渇,悪心・嘔吐,便秘等
排尿障害、頭痛,頭重感,めまい等、頻脈等、過敏症状、顔面紅潮
自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
まとめ
説明にあるのはあくまで成分単体です。
市販薬などの複合剤を飲める人は病院での治療などしていない人に限られてきます。
もし病院のお薬と使う際は必ず病院、薬剤師、登録販売者に相談してください。
市販薬の紹介は下記のリンクにありますのでご覧ください。
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