「登録販売者」資格試験内容説明

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登録販売者

「登録販売者」あまり聞きなれない言葉だけど

なにやら薬を販売できる資格らしい。

  • そもそも「登録販売者」ってなに?
  • 資格受けるのに何か条件はあるの?
  • どうやれば資格が受けられる?
  • どんな内容の試験なの?

こんな疑問を持たれた方に解説していきます。

けんじ
けんじ

ドラッグストア勤務25年

店長として20年勤めた登録販売者の

けんじがお伝えします。

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登録販売者とは

登録販売者とは、2009年の改正薬事法により薬剤師とは別に
新たに定められた医薬品販売の専門家です。

都道府県が行う確認試験に合格し、販売従事登録をうけた者が登録販売者となります。

※以前まで医薬品を扱うのは薬剤師又は薬種商でしたが、薬種商の代わりに登録販売者が出来ました。

けんじ
けんじ

どこの県でも試験を受けられます。

そして全国でその資格は使えます。

受験資格

以前まで実務経験などの受験資格の縛りがありましたが法改正で
学歴不問・実務経験なしに変更になりました。

この法改正のため他業種の人が取得しやすい資格になりました。

ちなみに学問不問の資格は以下の物があります。

  • 保育士
  • 介護福祉士
  • キャリアコンサルタント
  • 宅地建物取引士
  • 電気工事士
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士
  • 税理士
  • 公認会計士

この資格の中で一番取りやすいのが「登録販売者」です。

受験申込・日程・場所

試験は1年に1回です。

受験申し込みは各都道府県になります。
各県のHPを見てください。
HPを見ても分からない際は下記のように検索してみてください。

「登録販売者 試験  ●●県」

試験日が各都道府県で違いますので申し込み忘れが無いように
チェックしてください。

試験は大体8月から12月の間にあります。
試験日の約2~3か月前から申し込み可能になりますので
各都道府県のHPをチェックしてください。

申し込める期間が2週間ぐらいしかありませんので
気を付けてください。

チェック

こまめに各都道府県のHPをチェックする

申し込みに必要な書類を事前に手配しないといけません。
まずは受験申請書ですが保健福祉事務所、健康福祉センター、保健福祉薬務課のいずれかに自分で取りに行くか、郵送または各都道府県HPからダウンロードしてプリントになります。
試験の4か月前ぐらいからアップされると思います。
各都道府県で違いがありますので必ず各県のHPを確認してください。

※まずは都道府県のHPでダウンロードできるか確認してください。一番簡単です。
 家にプリンターが無くてもスマホをお持ちならコンビニでプリントできます。

試験の申し込みに必要なものは下記の物になります。

  • 受験申請書
  • 受験手数料(各県によって金額は違います)
  • 受験者の写真(6か月以内の物・HP確認)
  • 受験票(受験申請書についています。切り離さない)

各自持参して提出ですが郵送が可の所もあるみたいです。
持参、または郵送する場所は県HPで確認してください。

試験当日は返信された受験票を会場に持参します。

チェック

申込用紙は事前に用意しておく

けんじ
けんじ

すでにドラッグストアで働いている人で資格を取りたい方は
会社が一括で申請書と申し込みを行っている所もあるので確認してみてください。

問題範囲  

厚生労働省が出している「試験問題の作成に関する手引き」から出題されます。
※PDF 402枚あるので開くと重い可能性があります
※令和4年3月改定

試験に出るのは1~5章
その詳細は以下のようになっています。

1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 

  Ⅰ医薬品概論
  Ⅱ医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
  Ⅲ適切な医薬品選択と受診勧奨
  Ⅳ薬害の歴史

2章 人体の働きと医薬品

  Ⅰ 人体の構造と働き
  Ⅱ 薬が働く仕組み
  Ⅲ 症状からみた主な副作用

3章 主な医薬品とその作用 

  Ⅰ 精神神経に作用する薬
  Ⅱ 呼吸器官に作用する薬
  Ⅲ 胃腸に作用する薬
  Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬
  Ⅴ 排泄に関わる部位に作用する薬
  Ⅵ 婦人薬
  Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)
  Ⅷ 鼻に用いる薬
  Ⅸ 眼科用薬
  Ⅹ 皮膚に用いる薬
  Ⅺ 歯や口中に用いる薬
  Ⅻ 禁煙補助剤
 ⅩⅢ 滋養強壮保健薬
 ⅩⅣ 漢方処方製剤・生薬製剤
 ⅩⅤ 公衆衛生用薬
 ⅩⅥ 一般用検査薬


4章 薬事関連法規・制度

  Ⅰ医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の目的
  Ⅱ医薬品の分類・取扱い等
  Ⅲ医薬品の販売業の許可
  Ⅳ医薬品販売に関する法令遵守


5章 医薬品の適正使用・安全対策

  Ⅰ 医薬品の適正使用情報
  Ⅱ 医薬品の安全対策
  Ⅲ 医薬品の副作用等による健康被害の救済
  Ⅳ 一般用医薬品に関する主な安全対策
  Ⅴ 医薬品の適正使用のための啓発活動

けんじ
けんじ

パッと見ると漢字が多く、難しい言葉が並べられていますが

それほど難しいことが書いてあるわけではありませんので

安心してください。

出題形式

解答はマークシートのみ
筆記、実技、面接等はありません。

問題は下記のように出されます。

けんじ
けんじ

マークシートのみなので少しだけ気が楽ですね。

合格ライン 

問題は全部で120問。合計得点70%以上で合格。
つまり84点以上で合格です。

ですが・・・

各章で足切りラインと言うのがありまして
各章一定の正解数が必要です。

まとめた表がこちら

直近の試験では各章正解率が35%でしたが無難に40%以上を目指した方がいいです。
全体の84点以上合格は変更ありませんでした。

試験の時間ですが下記のような割り振りです。

  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識  40分
  • 人体の働きと医薬品  40分
  • おもな医薬品とその作用  80分
  • 薬事関係法規・制度  40分
  • 医薬品の適正使用・安全対策 40分
  • 合計 240分
けんじ
けんじ

途中お昼休憩は入ります!
休憩中みんな勉強してたな・・・懐かしい

まとめ

登録販売者の試験の受け方の流れ、試験内容を説明してきました。

  • 各都道府県から受験申請書をダウンロードする(または所定の場所で受け取る)
  • 証明写真、受験手数料を用意する
  • 試験は1年に1回、各都道府県で行われる。
  • 120問中84問正解で合格、各章足切り正解率40%

まず第一歩の受験申請書をもらいましょう!

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