40才・50才でも
就職や転職で有利になる
資格を取りたい!
と思ったことはありませんか?
でも資格取得の条件として大学で特別な学科を卒業していないとダメだったり
実務経験が必要な場合など様々です。
例)
- 社会福祉士
- 看護師
- 薬剤師
- 管理栄養士
20代なら再度大学に行くこともできるかもしれませんが
40代、50代ともなるとなかなか難しいです。
でも「登録販売者」の資格は学歴不問なんです!
ちなみに学歴不問の資格は他にもあります。
- 保育士
- 介護福祉士
- キャリアコンサルタント
- 宅地建物取引士
- 電気工事士
- 司法書士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 中小企業診断士
- 税理士
- 公認会計士
このブログを書いている「けんじ」は正直賢くなく大学に行く学力もありませんでした。
その為、資格で「大学卒業以上」と書いてある資格には挑戦できません。
そして資格を取得したのも30代後半です。
そんな私でも取得できたのが「登録販売者」という資格なのです。
- 仕事しながら資格を取りたい
- 資格条件に学歴・実務がない資格を取りたい
- 40才過ぎでも覚えられる程の難易度が高くない資格を取りたい
- 就職・再就職に有利な資格が欲しい
登録販売者という資格はとても魅力的だと思います。
※なぜ他の学歴不問の資格をオススメしていないかと言いうと合格率が非常に低いためです。
もっとも難しいもので公認会計士合格率3%などになります。
分からないことだらけだと思いますので、わかりやすい言葉でお伝えできればと思います。
ドラッグストア勤務25年
店長として20年勤めた登録販売者の
けんじがお伝えします!
登録販売者とは?
登録販売者とは、2009年の改正薬事法により薬剤師とは別に
新たに定められた医薬品販売の専門家です。
都道府県が行う確認試験に合格し、販売従事登録をうけた者が登録販売者となります。
※以前まで医薬品を扱うのは薬剤師又は薬種商でしたが、薬種商の代わりに登録販売者が出来ました。
どこの県でも試験を受けられ
北海道の人が東京で試験を受けた話などよく耳にしていました。
そして全国でその資格は使えます。
そして登録販売者が出来ることはズバリ!
お薬を販売できるようになります!
実はお薬と言っても種類があります。
登録販売者が販売できるのは
指定第二類医薬品、第二類医薬品
第三類医薬品の3種類。
販売できないのがお医者さんで出される処方箋薬(医療用医薬品)、動物用医薬品。
そして※OTCの要指導医薬品、第一類医薬品です。
皆さんが普段使われているドラッグストアには 要指導医薬品、第一類医薬品 、 指定第二類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品 の5種類が販売されています。
薬剤師という資格を持っている人はこの5種類を販売できますが、登録販売者は3種類販売できることになります。
なので薬剤師がたまたま休みだったり、元々勤務していないところは 要指導医薬品、第一類医薬品 が買えません。
OTCだけで見ると、上記の分類を見ると分かりますが登録販売者が扱える医薬品は
98%以上だということが分かります。
※OTC=Over The Counter (オーバーザカウンター) カウンター越しに接客販売すること。対面販売。 一般販売業だと思っていただければよいです。
ざっくり言うと薬剤師が少ないのでその手助けをするために登録販売者制度が出来たというわけです。
今では薬剤師がいないお店のほうが多いと思います。
お薬に興味がある方はこちらで商品を紹介しています。
資格取るとメリットあるの?
資格を取ってデメリットがあることはありません!
(当たり前ですが・・・)
ではどんなメリットがあるでしょう。
- 就職、再就職に有利
- 資格者手当てが出る (パートなら時給が上がる)
あれ!?意外とメリット少ないんじゃない!?と思われると思いますが
セルフメディケーションを推進していく担い手になることは結構特別だと私は思います。
※セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)で定義しています。
簡単に言うと風邪とか腹痛とかで軽度だったら病院行かずにドラッグストアで薬買って治してねということです。
私は自分で薬を選べるようになるのが最大のメリットだなと感じています。
家族や友人のお薬も選べますからね!
薬剤師との違いは何?
「登録販売者とは?」でも書いたようにお薬を扱う品目が違います。
他に違いといえば
- 調剤薬局では働けない(医療事務ならOK!でも登録販売者の資格はいらないかも?)
- 給料が違う(薬剤師のほうが手当てが多いです)
- 医薬品、人体の構造等の知識が違う(薬剤師のほうが圧倒的に知識量があります)
薬剤師の知識量が豊富なのは薬学部で6年間勉強して資格を取っているので当然と言えば当然かもしれません。
どんな就職先があるの?
ドラッグストアが圧倒的に多いと思います。
他には
- スーパーのドラッグ部門
- ホームセンターのドラッグ部門
- コンビニエンスストア(医薬品を置いている店舗)
- 製薬企業の営業職
- 介護サービスのスタッフ
- 一般用医薬品をインターネット販売する企業(オペレーター)
上記の中には就職に資格が有利になっても資格者手当てが支給されない所もあると思います。
知り合いの人はコストコに務めています。(資格者として)
つまり医薬品を扱っている所はすべて需要があるということです!
ドラッグストアの仕事について下記の記事で詳しく書いています。
具体的な仕事内容は?
そのまんまです!お薬を売る!
でもそれだけかというと、そうではなく各業種でやっている仕事+お薬を売るという感じです。
通常業務+でお薬を売るから資格者手当てがあると思っていただいてもいいと思います。
業種によっては医薬品の取り扱いがなく「相談」という形で資格を使われる方もいると思います。
お給料は高い?安い?
調べたところ平均の年収は330万前後といったところです。
薬剤師も調べましたが平均500万前後でした。
ちなみにパートの時給も調べました。
登録販売者 平均900円前後
薬剤師 平均1980円前後
多分これを見た方は・・・
「全然給料高くないじゃん!」
と思われているでしょう。
正直私も思いました。
実際私が働いていたところはもう少し多いです。(もちろん経験値が加味されています)
つまり都道府県、企業ごとで最低賃金、需要がかなり違うということです。
私の感覚としては残業など含めれば100~200違う気がします。
※ 各企業、地域によって違いがあります 。
もう少し深堀していきますね。
登録販売者には「みなし」と「管理者要件」があります。
ざっくり言うと「みなし」は「管理者要件」がある人がいないと薬を販売できない。
「管理者要件」を満たしている人はその人一人で販売できる。
つまり「みなし」は一人では医薬品を販売できないとうことです。
これが時給に反映します。
「登録販売者」で時給がアップして「管理者要件」でさらにアップする可能性があります。
※各企業によって違いがありますので時給アップは断言できません
私の県では最低賃金950円以上なので登録販売者の資格を持っている人は
だいたい1050円前後です。平均より150円も多いです。
かなり地域差がありますね。
資格取るのに条件はあるの?
冒頭に書いた通り条件はありません!
これ本当に重要。
大卒とか実地の勤務経歴がないとダメとかそんなのありません!
つまりこのブログを見ている方すべてが資格を取ることが出来るんです!
これって結構すごいと思うんです。
大体は大卒や実際に経験ないと資格が取れないとかあるんですけどね。
試験は難しいの?
正直これは「人それぞれ」と言うしかないですが、薬剤師の試験よりはるかに簡単です。
ネットで調べると「1か月で取れる!」とか「半年で取れる!」とかありますが
私の意見としてはしっかりと覚えることが出来るのであれば期間は関係ないかと思います。
つまり資格を取った後、忘れる事のないよう勉強したほうがいいということです。
年々難しくなり関東は30%台になっています。
私も興味本位で令和3年東京都の問題をやりましたが結果は散々たるものでした。
過去の問題とは明らかにレベルが上がっています。
しかし資格取得のカリキュラムなどを用意してる通信講座などが
ありますので在宅のまま資格の勉強ができます。
各都道府県で試験を行うので難易度が若干差が出ています。
年々平均合格率が下がっています。
平成20年は資格初年度だったので合格率が上がっています。
受験者数は年々増えていますが合格者が横ばいになっています。
(令和2年はコロナの影響からか少なくなっています)
試験問題の範囲はどこから出るの?
厚生労働省が出している「試験問題の作成に関する手引き」から出題されます。
※令和4年3月現在の手引きのリンクです。
402ページもあるのでびっくりされる方もいるかもしれませんが
その中から120問出題されて84問正解で合格となっています。
試験に出るのは1~5章
その詳細は以下のようになっています。
1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
Ⅰ医薬品概論
Ⅱ医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
Ⅲ適切な医薬品選択と受診勧奨
Ⅳ薬害の歴史
2章 人体の働きと医薬品
Ⅰ 人体の構造と働き
Ⅱ 薬が働く仕組み
Ⅲ 症状からみた主な副作用
3章 主な医薬品とその作用
Ⅰ 精神神経に作用する薬
Ⅱ 呼吸器官に作用する薬
Ⅲ 胃腸に作用する薬
Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬
Ⅴ 排泄に関わる部位に作用する薬
Ⅵ 婦人薬
Ⅶ 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)
Ⅷ 鼻に用いる薬
Ⅸ 眼科用薬
Ⅹ 皮膚に用いる薬
Ⅺ 歯や口中に用いる薬
Ⅻ 禁煙補助剤
ⅩⅢ 滋養強壮保健薬
ⅩⅣ 漢方処方製剤・生薬製剤
ⅩⅤ 公衆衛生用薬
ⅩⅥ 一般用検査薬
4章 薬事関連法規・制度
Ⅰ医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の目的
Ⅱ医薬品の分類・取扱い等
Ⅲ医薬品の販売業の許可
Ⅳ医薬品販売に関する法令遵守
5章 医薬品の適正使用・安全対策
Ⅰ 医薬品の適正使用情報
Ⅱ 医薬品の安全対策
Ⅲ 医薬品の副作用等による健康被害の救済
Ⅳ 一般用医薬品に関する主な安全対策
Ⅴ 医薬品の適正使用のための啓発活動
すべてマークシートで筆記や面接はありません。
人によって各証の難易度は違いますが
第3章が難しいと言っている方が多いです。
薬の成分の所です。
資格の勉強方法は?
勉強法は他の資格と同じように下記の物があります。
・独学で参考書を買い勉強する
登録販売者試験の本が各種出ていますのでそれを元に独学で勉強します。
・通信講座で勉強する
短い期間で一気に進めていきたい方にオススメします。
(会社にもよりますが2~6か月ぐらいと短期です)
・学校に通う
通える方は少ないと思いますが一番確実だと思います。
(約一年の通学、就職の斡旋もしている所があります)
※例外として既にドラッグストアに務めている人なら会社で実施している
登録販売者カリキュラムを受講するのもあります。
ここからはブログ著者「けんじ」の個人的意見です。
私のように40~50才前後で仕事が夜遅くまであり、仕事の日は自分の時間がない人は
独学で勉強をするか、通信教育で勉強するしかないと思います。
独学が合う方は自主的に休日を勉強に充てられる心が強い方がいいと思います。
私は心が弱く色んな誘惑に負けてしまうので、会社で行った通信教育+月に1~2回勉強会が
あるカリキュラムを受けました。
変な言い方ですが期限を決められて宿題を出される方が焦って勉強してました。
どの勉強方法でも共通して思うのが期限を決めずにダラダラやるのが最もダメです。
覚えられないし、理解してない、点数取れないと良いことないです。
試験に落ちている人の傾向を見てみると私の知る限り
継続して勉強をしていない人が落ちています。
(セミナー無断欠席や宿題未提出など)
頭の良し悪しではなく地道に勉強している人が受かっています。
通信教育で学ぶなら
ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」などがオススメです。
まずは資料請求で検討してください。
テキスト一式と問題集、DVD、質問へのサポートもあります。
資格の申し込み方法は?
申し込みは試験を受ける各都道府県に提出します。
例えばお住まいが千葉県で試験を実家の北海道で受けたい場合は北海道に出します。
試験は1年に1回なので一発合格を目指したいですね。
(大丈夫。知り合いは4回目で受かりました。諦めない気持ちが大切)
試験は大体8月から12月の間にあります。
試験日の約2~3か月前から申し込み可能になりますので
各都道府県のHPをチェックしてください。
申し込み方法や試験の範囲など詳しくは下記のリンク記事に書いてあります。
まとめ
誰でも資格を取得出来て就職に有利となれば取らない理由はありません。
しかも更新などの期限もありませんので一生涯の資格となります。
セルフメディケーションを支える一員になれるという社会貢献度も資格を取る理由になるかもしれません。
このブログを見た方はこの機会に登録販売者を目指してみてはいかがでしょうか。
登録販売者の資格に向いている人・いない人の記事も書いてますので参照してください。
資格を取った後は↓↓↓
ではまた!
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