登録販売者の資格を取ろうと思って居る方は大勢いると思います。
資格を取る動機はそれぞれですが、
就職や転職に活かそうと思っているのなら
取った後のことを考えていないと後々後悔することもあるでしょう。
ここでは
資格を使って働くのに
向いている人
向いてない人
をお伝えしたいと思います。
結論から言うと
薬が好きな人が向いている
※資格を取ることだけが目的の場合は取得しやすいのでオススメです!
では見ていきましょう。

ドラッグストア勤務25年
店長として20年勤めた登録販売者の
けんじがお伝えします。
登録販売者の資格者数と受験者数
冒頭でも書きましたが登録販売者の人数は大勢います。
その分需要もある人気の資格です。

ここ最近の受験者数は5万人を超えています。
累計の登録販売者は30万人を超え、従事登録※をしている人も大体同じ数字だと
思われます。(統計は平成24年でストップしています)
薬剤師の届け出を出している人は平成30年で31万人です。
数年後には薬剤師の人数を超える勢いです。
※登録販売者は各都道府県で従事登録と言うのをすることで
初めて仕事が出来るようになります。
向いている人
薬が好きな人
登録販売者は薬剤師の代わりに市販薬を販売する資格です。
扱う薬は指定第二類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品の3種類。
市販薬の約9割以上販売できるようになります。
つまり覚える商品(成分)が多いということになります。
なかなか好きでないと覚えられません。
接客が好きな人
カウンセリングをすることが義務、または努力義務としてありますので
毎日接客することとなります。
どのドラッグストアや販売店でも推奨品(おすすめ商品)がありますので積極的な
声掛けが要求されます。
向上心がある人
資格の勉強だけで現場に出ると知識不足だと痛感させられます。
(最初は全員そうです)
そこから勉強をしていき接客出来るまでの知識を得ます。
毎年新商品も出てきますので継続的に勉強できる人が向いています。
向いてない人
薬に興味が無い人
毎日お薬に関わらないといけないので興味が無いと苦痛でしかありません。
人と話すのが苦手な人
カウンセリングをする仕事に就くことが殆どです。
キチンと接客出来るコミュニケーション能力が必要で
症状を聞き出し、そこから質問をして適切な商品を提案します。
会話が一方通行では誤った物を提案することになります。
勉強しない人
医療用医薬品(処方箋薬)から市販薬(OTC薬)に降りてくるものがあります。
(スイッチOTCと言います)
その都度勉強することになりますし、市販薬(パブロンなど)の新商品も毎年出ます。
日々アップデートすることになりますので勉強が好きではない人は向きません。
まとめ
この記事を読んでネガティブにとらえてしまったら
多分資格を取っても活かせないかもしれません。
どの資格でもその本質が好きでないと仕事は長続きしません。
しかし薬を扱うことだけが好きでも仕事は長続きしません。
実際は薬の仕事は2割、その他が8割です。
「お薬だけ販売すればいいと思ったのに!」
と就職してから後悔が無いようにしたいですね。
ドラッグストアの仕事についてはこちらで解説しています。
コメント