COLT-GOLD-CUP-NATIONAL MATCH 

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趣味

子供心に

「ゴールドって書いてあるから高級な物なのかな~」と
勝手に思っていましたが
実際に高級な銃なのでイメージは合っていました 笑

実銃の情報を中心にCAWのゴールドナショナルマッチを見ていきましょう!

けんじ
けんじ

エアガン歴20年以上。
モデルガンのブルーイングなどもしている
けんじが解説します!

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コルト ゴールドカップとは

コルト・ゴールドカップ・ナショナルマッチ(Colt Gold Cup National Match)は、コルト・ファイヤーアームズが製造した高精度な競技用ピストルで、主に射撃競技(特にビアンキカップやキャンプ・ペリーなどの大会)向けに設計された1911シリーズの派生型です。その特徴について詳しく説明します。


概要と歴史

  1. 誕生背景
    ゴールドカップ・ナショナルマッチは、1920年代にアメリカ国内で人気が高まっていた射撃競技「ナショナルマッチ」に対応するために開発されました。競技射撃では、標準的な1911ピストルよりも高精度が求められるため、これに特化したモデルが必要とされました。
  2. 製造開始
    初期モデルは1957年に登場し、以来、複数回にわたり改良が加えられています。現代版でも人気があり、射撃愛好家や競技者に高い評価を受けています。

もう少し深堀していきましょう。

このモデルが出た当初(1957年 – 1970年代)の名称は「ナショナルマッチ」でした。
その後1960年代後半から1970年代初頭にかけて、競技用途でのブランド価値を強調するため
「ゴールドカップ(Gold Cup)」という名前が導入されました。
名前は全米ライフル協会(NRA)の主催する「ナショナルマッチ」の優勝者が受け取る「ゴールドカップトロフィー」に由来しています。

その後1990年代に「ゴールドカップ トロフィー(Gold Cup Trophy)」という
新しい名称が採用されました。
これは、従来の「ナショナルマッチ」モデルよりも現代的な仕様を取り入れた改良版です。

まとめると
「ナショナルマッチ」「ゴールドカップ ナショナルマッチ」
「ゴールドカップ トロフィー」があるということになります。
現行モデルに「ナショナルマッチ」はありません。


特徴

  1. 高精度
    ゴールドカップは、標準的な1911モデルに比べて精密な製造が施され、バレルとスライドのフィッティングが非常にタイトです。これにより、射撃時の集弾性が大幅に向上しています。
  2. トリガーシステム
    • 軽量トリガー:トリガープルが軽く、引き金を引く際の抵抗が少ないため、正確な射撃が可能です。
    • トリガーストップ:トリガーの引きしろを微調整できる仕組みがあり、無駄な動きを最小限に抑えます。
  3. 重量バランス
    銃全体の重量バランスが優れており、反動制御がしやすいのも特徴です。
  4. 外観
    スライドのトップ部分には独特のセレーション(滑り止め加工)が施され、反射を防ぎます。また、銃全体に仕上げられた美しいポリッシュ加工も魅力の一つです。
  5. アジャスタブルサイト
    • ゴールドカップには調整可能なリアサイトが装備されており、射撃距離に応じて簡単にゼロインが可能です。

ここでさらに深堀を。

1957年 – 初期モデル

  • リアサイト: この時期はイライアスン(Elliason)サイトではなく、よりシンプルなミリタリータイプのリアサイトが採用されていました。
  • 特徴: 基本的にはターゲット用ではなく、一般的なシンプルなリアサイト。

1960年代 – Mk IおよびMk IIシリーズ

  • リアサイト: イライアスン(Elliason)リアサイトが導入されました。このサイトは、ターゲット競技用に特化した調整可能なサイトです。
  • 特徴:
    • 四角い形状で、かなり大型。
    • 精密な高さや横方向の調整が可能。
    • サイトの側面がフラットで、ターゲット用銃としての高精度を実現。


1970年代 – Mk IIIおよびMk IVシリーズ

  • リアサイト: 基本的にイライアスンサイトが継続して採用されましたが、微細な改良が行われています。
  • 特徴:
    • 耐久性が向上。
    • 一部のモデルではサイトの仕上げが変化(より滑らかで、仕上げが改善)。

1980年代 – ゴールドカップシリーズ

  • リアサイト: ボーマー(Bo-Mar)スタイルのリアサイトに変更されたモデルが登場。
  • 特徴:
    • イライアスンサイトよりも低いプロファイルで、競技用ピストルのさらなる改良を目指した設計。
    • より洗練された調整機能。

1990年代以降

  • リアサイト: 現代的なサイトが採用されるようになり、ノバック(Novak)スタイルのリアサイトや、特注パーツが装備されるモデルも見られるようになりました。
  • 特徴:
    • コンバットや日常使用にも対応できるデザイン。
    • より耐久性の高い素材や、視認性を向上させる工夫が採用
けんじ
けんじ

ちなみにフロントサイトも
近代化してドブテイル方式の物も登場しています。
※取り外し可能なサイト


バリエーション

ゴールドカップ・ナショナルマッチには以下のようなバリエーションがあります:

  1. スタンダードモデル
    シンプルなデザインながらも競技仕様の性能を備えています。
  2. ゴールドカップ・エリート
    より高級感のある仕上げや追加のアクセサリーが特徴。
  3. ステンレスモデル
    耐久性に優れたステンレススチール製。
  4. カスタムモデル
    愛好家や競技者のニーズに合わせてトリガーやグリップなどを変更できるモデルも存在します。

主な用途

  1. 射撃競技
    キャンプ・ペリーやビアンキカップなどの精密射撃競技で多く使用されます。
  2. コレクターズアイテム
    歴史的価値や高品質な仕上げのため、コレクターにも人気があります。
  3. 趣味としての射撃
    趣味でのターゲットシューティング用としても広く使われています。

現在の状況

コルト・ゴールドカップは現在も製造されており、アメリカを中心に世界中で販売されています。最新モデルは現代の射撃競技のニーズに応じてさらなる改良が施されています。

では2024年現在のラインナップを見てみましょう!

CAW ゴールドカップナショナルマッチ

実銃の情報からこのCAWのモデルは1970~1980年代のモデルを再現していることが分かります。


フロントサイトは現行品のような集光サイトではなくブレードタイプ
引きしろの調整が出来るトリガー


セーフティは左側だけの物。
グリップセーフティはビーバーテイルではなくスタンダードタイプ。


リアサイトはイライアスン(Elliason)タイプ。刻印も再現されている。
マガジン底部にCOLTの刻印

分解・組立

簡単ですが分解組立を行いました。

エキストラクターが同社のM1911A1と違ってたのには驚きました。

まとめ

いかがだったでしょうか!?

キッチリ作られた印象のCAWゴールドカップナショナルマッチ。

タイトさゆえの動作の渋さなどがありますが実銃同様!?のタイトさと思えば
納得いきます 笑

作動性能を良くするのもモデルガンの楽しみの一つですからね。

見た目もかなりのイケメンなので
グリップなどを替えて楽しみたいですね~

では!

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