職場の先輩から
「WAのM1934あるからブルーイングの練習にどうぞ」
と渡されたのがこの記事を書くきっかけに。
初めてこの銃を手にした時は
「コンパクトで可愛い銃だな」という印象。
「M1934」という名前だから1934年製か?と
勝手な想像をしながらこの銃について調べていきます!
エアガン歴20年以上。
モデルガンのブルーイングなどもしている
けんじが解説します!
M1934とは
M1934に至る前の歴史をちょっとだけお勉強しましょう。
第一次世界大戦以前、イタリア軍はグリセンティM1910拳銃を使用していましたが、生産性が低く、兵器の需要に対応できませんでした。そこで、イタリア軍はベレッタ社に大量生産可能な拳銃の設計を依頼し、トゥッリオ・マレンゴーニは9mm弾を使用する自動式拳銃を設計しました。この拳銃はベレッタM1915として採用され、大量生産されました。これにより、ベレッタ社はイタリア最大の銃メーカーとなり、さらにM1931やM1932といった後継モデルを開発し成功を収めました。
ChatGPT
第一次世界大戦に使われたのがM1915というM1934の前身になる銃でした。
WIKI参照
ベレッタ社は部品数を減らし、強度を増したベレッタM1934を開発しました。このモデルは木製のグリップカバーを金属製に変更し、.380ACP弾を採用しています。小型でシンプルな設計により故障が少なく、1934年にイタリア軍に制式採用され、第二次世界大戦中に使用されました。
ChatGPT
M1915から更なる改良で1934年に正式採用されたのが
M1934と言うわけですね。
第二次世界大戦でイタリア軍に使用されました。
WIKI参照
残念ながらWAの銃は再販されたときに買えなかったら中古でしか買えません・・・
(そもそも直売しかないので量販店で売れ残りっていうのがありません)
基本的なスペック
口径 9mm
銃身長 87mm
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 .380ACP弾(9x17mm弾)
装弾数 7+1発
作動方式 ストレートブローバック
全長 149mm
重量 660g
銃口初速 240m/s
有効射程 25m
WIKI参照
前身となるM1915よりも威力が高い
.380ACP弾を使い装弾数は7+1となります。
派生型のM1935は.32ACP弾を使用。
この銃はシングルアクション、ストレートブローバック方式を採用していて
シンプル構造となっているので故障が少なかったみたいです。
ストレートブローバック方式を採用している銃は他に下記の物があります
- ワルサーPPK
- マカロフPM
- UZI
- MAC-10,11
他にも多く採用されていますがどれも古い設計の物が多いですね。
WA M1934
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詳しくは動画を見ていただければと思いますがとても重量感があって良いですね~
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無駄な物を無くして作りましたって感じを受けるこのフォルム。
マガジンバンパーが良い仕事しています。
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WA現行型(2024年現在)はスライド左の側面の刻印が違います。
今は数字の刻印だけなので文章はありません。
なのでこのモデルはかなり前のモデルだと思われます。
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弾切れの後ホールドオープンしないのにセーフティーだとオープンする 笑
面白い機構ですね。
この状態でバレルが取れます。
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しっかり刻印が彫られているので削っても大丈夫そう
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メイドインジャパンとウエスタンアームズの刻印が入っていますね~
いらないですね~ 笑
分解・組立
分解組立はとても簡単でした。
でも最初の難関はスライドの外し方 笑
スライドストップ外れないからどうやって外すんだろうと思ったら
引っこ抜くだけ 笑
タイムトライアル・ブルーイング
なぜ「タイムトライアル・ブルーイング」になったかと言いますと・・・
お預かりした先輩がとてもコストパフォーマンスを重要視していて
どれだけ効率的に仕上げるかを日々考える人なんです。
で、ブルーイングでどれだけ効率的に完成までに至るかを
私もやってみようと思った次第です。
ではここでタイムトライアル・ブルーイングの
ルールを記します(勝手に設定)
- HW材のみブルーイングする(金属部分はしない)
- 分解、組立は時間にカウントしない
- ブルーイング作業時間をカウントするので何日かかったは関係しない
(1日1時間で7日間かかった場合でも7時間とカウントする。)
リューターなどの電気機器を使ってどれだけ効率よくブルーイング出来るかを
模索する企画です。
ただ当たり前ですが削りをどこで切り上げるか、ブルーイングの厚みなどで
時間はかなり変わってきます。
動画をご覧になって「このぐらいでこの時間」という
目安に使っていただければ思います。
速さを求めると、まーこんなもんでしょ!
という妥協をした仕様でございます。
でも休日にサクッとブルーイングをしたい人には良いかもしれませんね。
かかった時間は
3時間15分
休日にお酒飲みながらブルーイングなんていいんじゃないですかね。
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紙やすりは大体 180、240、320、400、600、800、1000、1200、1500、2000ぐらいあります。
何をチョイスするかは個人差があるので答えが無いですけど
個人的には240、400、800もあれば十分かと思います。
あとはスポンジヤスリ。
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これがあると100人力。
紙やすりの番手が240,400,800で良い理由はこのスポンジヤスリのおかげでもあります。
なんなら800の紙やすり無しでもいいかもしれません。
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リューターはプロクター 一択です。
なのでプロクターの何を買うかで悩んじゃいますね 笑
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海外製のお得なスポンジ研磨剤
めっちゃ入ってるから消耗を気にしないでバンバン使いましょう。
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このセラミックコンパウンドはめっちゃいいです。
買って損することはないと思います。
これ以外の物は今は使っていません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
初めての銃だったので色々楽しめました。
骨董の部類に入る拳銃だと思いますが
コンパクトでベレッタらしい曲線が出ていてとてもいい銃ですね。
それを考えるとコルトM1911はやっぱりバケモンですね・・・
今でも現役バリバリ・・・
それでは!
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