2023年3月に再販されたマルシン工業のSIG P210-6。
さてどんな仕上がりでしょうか?
商品の紹介と共に
・SIGってどんな会社?
・P210のバリエーションってどんなのあるの?
などの基礎知識も書いていこうと思います。
元気があれば!?ブルーイングもしたいと思います!
エアガン歴20年以上。
モデルガンのブルーイングなどもしている
けんじが解説します!
SIGってどんな会社?
SIG SAUERは、スイスのネウハウゼン・ラインタールにあるスイス・アームズ社と、アメリカ合衆国のニューハンプシャー州にあるSIG SAUER社の合弁企業。
SIG SAUERの歴史は、1853年にスイスのシュトゥールム社が設立されたことに始まり、
シュトゥールム社は、銃器の製造で有名で、特にピストルやライフル銃の分野で高い評価を得ていました。
1970年代には、シュトゥールム社はピストルの製造に特化し
SIG P220と呼ばれるピストルを開発しました。
このピストルは、現在でもSIG SAUERの代表的な製品の一つとして知られています。
SIGは日本で「9mm拳銃」として自衛隊が使っています。
ちなみに警察の一部でP230JPが使われています。
トイガンだとこれですね↓
その後、1990年代には、アメリカのピストル市場に進出するためにSIG SAUER社が設立されました。SIG SAUER社は、アメリカの銃器市場において急速に成長し、現在ではアメリカ市場において最も有名なピストルのブランドの一つとして知られています。
米軍でも9mm弾のM17、M18が採用されていますね
トイガンだとこれですね↓
SIG SAUER社は、現在では多くの国で法執行機関や軍隊に採用されており、高品質かつ信頼性の高い製品を提供しています。
アメリカの次期主力ライフルもSIGですね
こうやってみると
「SIGってスゲー!」って感じですね。
米軍の次期主力ライフルに正式採用されるほど信頼度?が高いですね
(他にも色々事情があるんでしょうけど)
XM5とかの電動ガンやガスガンが出てくれることも願いたいです。
ちなみに実銃メーカーなのにエアガン部門があるんです!
素敵!
SIG AIR と言います。
なので上記で紹介したM17のCO2ガスガンはSIG AIR製なんです!
実銃メーカーがトイガン作るっていうのが粋ですね~
SIG P210のバリエーションってあるの?
- P210-1:初期の生産型で、1949年から1955年まで生産されました。銃身長は120mmで、.30 Lugerおよび9mm Parabellum弾を使用します。
- P210-2:1955年から1969年まで生産された、P210-1の改良型です。銃身長は120mmまたは150mmで、.30 Lugerおよび9mm Parabellum弾を使用します。
- P210-4:P210-2をベースにして、銃身長が200mmに延長されたバリエーションです。主にスポーツ射撃用として製造されました。
- P210-5:P210-4をベースにして、射撃競技用の改良が施されたバリエーションです。スライドの重量バランスの調整、トリガーの軽量化、グリップの形状変更などが行われています。
- P210-6は、スポーツ射撃用に設計されたモデルで、射撃競技に特化した改良が施されています。銃身長は150mmまたは215mmで、トリガープルが軽く、スライドやグリップなども特別なデザインになっています。
- P210-7は、P210-6と同様にスポーツ射撃用に設計されたモデルで、.22LR弾を使用します。銃身長は150mmで、トリガープルが軽く、スライドやグリップなども特別なデザインになっています。
- P210 Legend:2009年に発売された、復刻版P210です。従来のモデルと同じく、銃身は120mmまたは150mmの長さで、9mm Parabellum弾を使用します。木製グリップや精密加工されたスライドなど、高い品質が特徴です。
- P210-8は、P210-6をベースにした改良型で、ヘビーフレームとして知られる銃身下部に追加された金属製の部品が特徴
この部品は、銃の重量バランスを改善し、反動を軽減するために設計されています。また、グリップ左側にマガジンキャッチが移されているのも特徴の一つ。 - P210-9は、ヘビーフレームを採用し、グリップ左側にマガジンリリースボタンを装備しています。また、トリガープルも改良されており、より軽くなっています。
他にもバリエーションがありそうです。
さすがに全部は把握しきれないですね。
今現在SIG社のHPにあるのはP210-9であるP210ターゲットが販売中みたいです。
ちなみにP210キャリーと言うのがHPにありましたがなんだかP210ぽく無いんですよね・・・
↑
今回ご紹介するガスガンのP210-6の実銃です。
良く見るとフロントサイトがハイサイトになって
リアサイトはアジャスタブルになっています。
じゃあマルシンのモデルは違うじゃないかーってなりますが
マルシンと同じサイトの物も実銃ではあります。
かなり細かいバリエーションが存在しそうですね。
マルシン P210-6 ガスガン
スライドがフルストロークになって再販という事みたいです。
↑の動画も見ていただければと思います。
外箱と説明書
困ったときに重要なのがこのパーツリスト!
全体のフォルム。
スライドを引いた感じも良いですね~
フロントノーズ。
実銃ではバレルとスライドの隙間は無いですが
マルシン製は隙間があります。
※MGCのモデルガンはもっとあります
これはスライドとバレルが擦れない様にするためだと思われます。
しょうがない仕様ですね。
刻印。
実銃を見るとフレームに「Made in Switzerland」と
反対側には「Tysons Corner Virginis」「SIGARMS INC」とありますが
こちらのモデルにはありません。
実銃ではグリップの前面にセレーションがありますが
もしかしたらバリエーションによって違うのかもしれません。
スライドストップは実銃では一体構造になっているように見えますが
マルシン製は細かく部品が分かれています。
なので外からピンが見えるのが少しだけ残念かもしれません。
※MGCのモデルガンは一体構造でした。
マガジンキャッチ
実銃はスチールを曲げて作られていますが
マルシン製は亜鉛ダイカストなので形状が違います。
分解・組立
分解前に・・・
動画をご覧いただければわかるのですが
スライドを引く際にアウターバレルの後退不足により
インナーバレルの基部が見えてしまうことがあります。
それを改善するためにスライド内面にスポンジシートを貼っています。
少しアウターバレルに抵抗を加えれば付いてくるようになります。
ちなみに分解動画は分解を推奨するものではありません。
しょうがなく・・・分解しないといけない時だけしてください。
インナーバレルの気密をとる
よくバレルの気密をとるというメンテナンスがありますが
正直半信半疑でした。
実際にやったことがありますが効果がありませんでした。
今回SIG P210でやってみた結果・・・
良くなった!
かなり意外でしたが
改善されて良かった~
動画で詳しく解説していますのでどうぞ↓
マガジンキャッチを削る!
実銃はスチールを曲げていると思われますが
マルシン製のマガジンキャッチは亜鉛ダイカストなので
強度的に薄くすると割れてしまうので
慎重に削っていきました。
少々厚みがあったマガジンキャッチもスッキリした感じになりました。
ブルーイング
ブルーイング次第掲載します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
リニューアルして
フルストローク化していますが
昔の製品を持っていないので分かりませんが
それ以上の大きな変更点があまりないのかもしれません。
※ブルーバックエンジンが違うみたいですが旧品持っていないので
比べられない・・・
とても美しいフォルムの銃ですから
ブルーイングをするとさらに映えるでしょうね。
(元気ならやるつもり)
皆様も手に取って色々と遊んでみてください。
では!
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