タナカワークスからS&W M327 パフォーマンスセンターのモデルガンが
発売されました。
これの最大の特徴はカートリッジ(弾)が8発も入ることでしょう。
どーしてそうなった!?と
思う方もおられるでしょう
名前もめっちゃ長いし・・・
そんなところからこの銃を見ていきたいと思います!

エアガン歴20年以上。
モデルガンのブルーイングなどもしている
けんじが解説します!
M&Pとは
S&Wという銃器メーカーが軍や警察での採用を目的として開発したものが
M&P=Military and Police(軍と法執行機関)です。
ざっくり言うとブランド名ですね。
ライフルやポリマーフレームの拳銃などがあります。
S&Wの公式ラインナップでリボルバーのM&PはR8だけでした
(違ったらごめんなさい2022.3.19現在)
パフォーマンスセンター(PC)とは
S&Wのオフィシャルカスタム部門の名称です。
S&Wのカタログを見ると結構このパフォーマンスセンターと書かれた
銃が多いことに気づきます。
元の銃のバリエーションを作る際は大体パフォーマンスセンターの
名前が付くイメージです。
(例)
M686→M686PC
M629→M629PC
ちなみにM&PとPCの名前が一緒になっているのはそんなにないです。
(例)
M&PシールドEZ PC
M&Pシールドプラス PC
実銃のR8

- 口径 357マグナム、38 S&Wスペシャル+P
- シリンダー材質 ステンレススチール
- バレル材質 ステンレススチール
- フレーム素材 スカンジウム合金
- フレーム仕上げ ブラックマット
- バレルの長さ 5 インチ (12.7 cm)
- 重量 35.8 オンス (約1014.9g)
Nフレームの銃です。
以下はタナカワークスのR8の説明文になります。
2006年に突如発表された.357マグナム口径8連発、
タナカワークスHP
アンダーレールとマウントレールを備えたモデルです。
前身モデルの「TRR8」から、エジェクターロッド部のスリットが埋められ、
アンダーバレルマウントがバレル一体型へ小改良が加えられました。
その結果、より強固にウエポンライトやレーザーサイトなどの
モジュールを固定できるようになり、
往年の「M&P」(ミリタリーアンドポリス)の名前を冠するに相応しいモデルとなりました。
発売当時は「TRR8」「M&P R8」ともに一部の好事家には歓迎されたものの、
一般市場は冷ややかで「今更、リボルバー」という感が拭い切れなかったといいます。
しかし、実際にはこのモデルは都市部のSWATチームの要請で開発されたものでした。
有事の際、バリスティックシールド(防弾盾)を持ち、
先頭で突入する「シールドマン」はかさ張りやすいので拳銃を
メインウエポンに据える傾向がありました。
しかし、オートマチックピストルは握りが浅いとジャムが発生しやすくなりますし、
またシールドとスライドが干渉した際に起こる
「バンカージャム」の発生という問題を抱えていました。
この問題にS&W社は、不確定要素を徹底的に排除し、
リボルバーの信頼性・確実性を生かし、
.357マグナムの8発のファイアーパワーというアンサーを出しました。
それがこの「M&P R8」です。

写真はTRR8ですがバレル下のレールが後付けになっていて
バレルにスリットが入ってエジェクターロッドが見えますね。
いまだにTRR8、R8ともにカタログに載っているので
評判は上々なのかもしれません。
冒頭に書いた「どーして8発なの!?」の答えは
オートマチックに匹敵する銃を作りたかったからと言うことですね。
(なぜオートじゃないのかは上記の説明文を見てくださいね)
M&P R8 モデルガン

マウントを付けた状態です。
出荷時はマウントを付けていない状態で、穴には
イモネジが刺さっています。
以下はメーカーカタログ値です。
全長261mm
重量1067g
主要材質 HW樹脂+亜鉛ダイカスト

TRR8には開いていたバレルの穴が無くなりM&Pのロゴが入ります。
バレル下のレールも増設されています。

特徴的なマズルですね。
ちなみに構造的に引っ張ると取れるようになっています。
実銃にはシルバー色のピンが3つあるのですが
モデルガンでは再現されていません。

S&Wの刻印がやや薄いかなと言う印象です。
リアサイトのV字はかっこいいですね。
マウントをつけてもサイトが見えるようになっています。

窮屈そうにシリンダーに8発入っているのが良いですね。
カートリッジが2発多かったり、マウントがあったりして
かなり重くなります。

ムーンクリップというのにカートリッジを挟むことで装填を楽にします。
しかしクリップに装填するのに時間がかかります。
銀色の筒でカートリッジをくっつけていきます。(動画を参照してください)

安全装置のキーを回すとひょっこりと「LOCKED」と出てきます。

分解には欠かせない分解図

ブルーイング
実銃が全体にマット調になっていますが、
バレル、シリンダーがステンレスでやや光沢があります。
同じようにフレームと質感を変化させるために
バレル、シリンダー、そしてハンマー、トリガーをブルーイングしました。
※レビューの写真はメーカーオリジナルです。
HW材はGスミス・シャイニーブルー
金属はバーチウッド・アルミニウムブラック
でブルーイングしました。
作成過程は下記の動画をご覧ください。

メーカーのマット仕上げは爪などで擦っただけで傷がつきます。
(正確にはつや消しが潰されて、光沢になります)
ブルーイングをすることで気にせず遊ぶことが出来ます。
(フレームはそのままです)
ちなみに柔らかいクロスなどでマット調のフレームをこすると
光沢が出ます。
まとめ
さていかがだったでしょうか!?
最初買うかを悩んでいましたが
実際に手に取るとカッコイイ&重量感半端ない!
と言うことで好きになりました。
何と言っても8発入るシリンダーは格別です。
是非皆様も手に取って確かめてみてください!
では!



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