ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。たとえば、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化であり刺激ですから、実はストレスの原因になります。
厚生労働省
なるほど・・・
人は生きていくためにはストレスが必ずついて回るんですね。
しかし過度にストレスを受けてしまうと体に様々な影響が出てきます。
軽微なうちに対処したいですね。
今回ご紹介するお薬はストレスによる影響を緩和するものであり
ストレス自体がなくなる物ではありませんので
根本的にはストレスがかからにように生活を変化させていく必要があります。
※ストレスで不眠がある方は睡眠導入剤・サプリメントのリンクもご覧ください。

※ストレスで胃痛がある方は胃腸薬のリンクもご覧ください。

※ストレスで蕁麻疹が出る方は皮膚薬のリンクもご覧ください。


パンセダン

効能・効果
いらいら感・緊張感・興奮感の鎮静,上記にともなう頭重・疲労倦怠感の緩和
成分分量 4錠中
パッシフローラエキス 160mg
セイヨウヤドリギエキス 40mg
カギカズラエキス 90mg
ホップ乾燥エキス 36mg
- パッシフローラエキス :トケイソウ 鎮静、鎮痙、頭重の緩和
- セイヨウヤドリギエキス :鎮静作用
- カギカズラエキス :鎮静作用
- ホップ乾燥エキス:鎮静作用
常習性などが無いお薬です。
眠くなる成分が入っていないので会議やプレゼンの緊張緩和にも使えます。
アロパノール

効能・効果
体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの
次の諸症:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、
血の道症。
〈効能・効果に関連する注意〉
(1)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期などの女性ホルモンの変動に伴っ
て現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状及び身体症状のことである。
(2)小児疳症(しょうにかんしょう)とは、神経の興奮によっておこる「イライラ・怒
りっぽいなどの感情のたかぶり、ひきつけ、興奮して眠れない、筋肉のひきつりや
けいれんなど」の小児の症状です。
成分分量 1包(1.5g)中
生薬抽出エキス 650mg (チョウトウコウ・トウキ・センキュウ各500mg,サイコ333mg,カンゾウ250mg,ブクリョウ・ビャクジュツ各667mg)
漢方薬の「抑肝散」の処方です。
常習性などが無いお薬です。
神経過敏で、不眠があり、興奮して落ち着きがなく怒りっぽい人に
眠くなる成分は入っていません。
ウット

効能・効果
頭痛,精神興奮,神経衰弱,その他鎮静を必要とする諸症
成分分量 3錠中
ブロモバレリル尿素 250mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 150mg
ジフェンヒドラミン塩酸塩 25mg
癖になりやすいので連続の使用は避けてください。
気持ちを落ち着かせるとともに眠気が来ますので
車の運転などはしないようにしてください。
イララック

効能・効果
いらいら感・興奮感・緊張感の鎮静,前記症状に伴う疲労倦怠感・頭重の緩和
成分分量 4カプセル中
パッシフローラエキス 0.1g (パッシフローラ0.7g)
カノコソウエキス 0.24g (鹿子草1.2g)
ホップエキス 60mg (ホップ0.852g)
チョウトウコウエキス 45mg (釣藤鈎0.45g)
- パッシフローラエキス :鎮静、鎮痙、頭重の緩和
- カノコソウエキス :鎮静、神経疲労、頭重の緩和
- ホップエキス :鎮静作用
- チョウトウコウエキス : 鎮痙作用
常習性などが無いお薬です。
眠くなる成分は入っていません。
奥田脳神経薬

効能・効果
耳鳴り,めまい,首肩のこり,いらいら,頭痛,頭重,のぼせ,不安感
成分分量 10錠中
チョウトウ末 30mg
ニンジン末 475mg
サンソウニン 30mg
テンナンショウ末 30mg
シンイ末 30mg
インヨウカク末 30mg
サイシン末 30mg
ルチン 50mg
カフェイン水和物 300mg
ブロモバレリル尿素 600mg
グリセロリン酸カルシウム 300mg
50年以上前から販売されている商品で特徴なのは耳鳴りの効果
耳鳴りがある方にオススメです
気持ちを落ち着かせるとともに眠気が来ますので
車の運転などはしないようにしてください。
セントジョーンズワート

不安やイライラに用いられるハーブです。
海外では医薬品としてうつ病、更年期障害などに使われています。
呼び方として「セイヨウオトギリソウ」とも呼ばれています。
まとめ
冒頭でも書いたようにストレスを緩和するものをご紹介しました。
何が自分にとってストレスなのかを見つけて改善していくことが大切です。
その時は自分一人ではなく友人でも家族でも病院の先生でも相談して
精神的により良い環境を作れるようにしてください。
お薬の長期連用はおやめください。
漢方薬でもストレス・不眠症を扱っていますので参照してください。

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